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zoom RSS ◎6期ゲゲゲの鬼太郎 第3話『たんたん坊の妖怪城』感想

<<   作成日時 : 2018/04/16 01:28   >>

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○猫娘とまな 仲良くなる。

 まず訂正したい。前回の第2話では私は『まなと鬼太郎達の出会い、後編』と書いた。が、それは間違いで、2話は『中編』この3話が『後編』の、『出会い3部作』の様な形だった様だ。この手の前例が無い故に解らなかったので訂正したいと思う。

 さて2話の最後に、『猫姉さん』とまなに懐かれてから、もう3話では、まなと猫娘はLine(作中ではそうと明言していないが)でメッセージ交換する仲になっていて、猫娘に怪事件を報告してくれていた。

 この辺、猫娘は照れ隠しで『なんか懐かれちゃって』と言っているが、やはり若い女子同士は、興味ある話題や、嬉しい事、楽しい事も感覚的に近く、理屈抜きにすぐに話も合うし仲良くなれると言うのは自然だろう。


 そもそも、若い女性の姿の妖怪は少ない上、今作には5期の様な妖怪横丁も(ここまで見た限り)無い。何だかんだ言って、若い女性同士のネットフレンドが出来た事は猫娘も嬉しいのだろう。迷惑ならば無視するか、アクセスを遮断しているだろうから

 第1話の様に、妖怪ポストから手紙が来る事もあるのだろうが、今後もまなの身近で起こった怪事件に関しては、まなからの報告で調査に出る事になるのだろう。この辺は5期の猫娘がバイト先で事件を見つけて…。と言う事に相当する、時代を反映した事件のたれ込み方と言う事で、また新鮮さを感じる。

 ネット上では、猫娘はどうやってスマホを契約し、代金を払ってるのか?と言う突っ込みがされていたが、そこはこれから明かされるのだろうか?5期の様にバイトしている可能性が有力だがw


○ひとまず、まなを突き放す鬼太郎

 さて、まなに話を聞きに行くと彼女は『鬼太郎の役に立ちたい』と、10数件の行方不明情報を調べてくれていた。そんな彼女に鬼太郎は『妖怪と人間は友達にはなれない。気持ちだけは有り難く受け取っておくけど、これ以上クビ突っ込まない方が良い。』と、突き放した言い方をして別れる。

 後に、鬼太郎なりの考えがあっての発言と判明するのだが、3〜4期では人間のレギュラーとは、ほぼ無条件に仲良くしていた事と比べると、これまた新しい鬼太郎像と思えた

 これは、これまでの人間の友人達は皆10才程度の子供達なのに対して、まなは中学生と言う事もあるだろう。人間同士でも、無邪気な幼児のうちは、言葉も性別も関係なくじゃれ合って遊んでいるウチに仲良くなれる…と言う事はあるが。知性も好き嫌いも発達するティーンエイジャーとなると、打ち解け合うにはそれなりの過程が必要なものだ。
 その過程の一段階として、まず先に同性の猫娘と仲良くなり、次は鬼太郎とも…。と3部作で描く事になったのだろう。


 今作は猫娘は高校生程度、鬼太郎も10才以上の少年に描かれており、この辺も年齢層を少し上げたと言う影響が見える。これより下の年代の、コミカルな妖怪達のドタバタコメディなら、妖怪ウォッチが人気を博しており、棲み分けを図る意味もありそうだ。


○まなが捕まり、鬼太郎ファミリー集結、トラウマな『人柱』

 まなを仲間に加えずに事件調査し、たんたん坊に行き着く鬼太郎だが、結局まなも学校の社会見学中に、他の人には見えない人柱を見つけてしまう。また、突き放された事もあって、『よく確かめてからにしないと』と報告を躊躇してしまう。そしてその『よく確かめる』をしようとして、たんたん坊一味に捕まってしまう。

 この辺は、 彼女自身が後に自ら謝る様に一人でクビを突っ込みすぎた事があだになったワケだが、互いを思い、またさらわれた子達を思ってのすれ違いで、まなが凄く行動力も思いやりもある良い娘として描かれていたのが良かった。

 この手のお節介なキャラは、描き方によってはウザキャラになってしまいがちだが、彼女が自分のエゴだけで行動しているワケでは無い為、彼女に反感を覚えた人はほとんどいないと思う。黙って立ち止まっていては解決にならない、行動する事のリスクや尊さは鬼太郎の戦いと変わらない。だから、鬼太郎ファミリー一同も迷わず助けに行く事を決めたのだろう


 余談になるが、この子供達が、意志のあるまま人柱にされる。しかも柱の中で動けないまま死にもせず閉じ込められると言うのは、結構小さい子にはトラウマものの怖さがあったのでは無いだろうか?

 意志があるまま動け無くされると言う責め苦は昔から、西遊記の孫悟空が山に封じられるとか、デビルマンの喰った人が死なずに甲羅の顔だけになるジンメンとか、鏡の中に閉じ込められるとか色々あるが、フィクションだと割り切って見ないと、本当に自分の身にこんな事があったらと身震いする怖さがある。 歴代の妖怪城では、単に石にされる。逆さづりにされる、牢屋に閉じ込められるなどで、それに比べても怖いが、まなの大ピンチを表現するのにはふさわしいと考えられたのだろう。

  捕まる時の、歩きスマホをしていて異変に気付かない事と合わせて、子供達は事故の元にもなる歩きスマホは止めようか…と思わせたかも知れない。また、たんたん坊復活の原因になった、むやみに山を崩し、新しい建物を建てる事が本当に良い事か…とも思わせたかも知れない。
 恐怖を感じると言うのは、自分達を見つめ直し、考え直す切っ掛けなのだなとも思わされる表現だった。それは、東日本大震災の原発事故の後の意識の変化とかにも通じる話にも思う。鬼太郎は、社会風刺も何かと入れ込む作品でもある事を感じさせられる場面だった。


○猫娘の戦闘力

 そして、まな&人柱の子たちの救出の為、鬼太郎ファミリー総力戦での戦闘となる。それぞれ見せ場があって迫力のある戦闘だったが、注目に値したのはやはり猫娘。『引っ掻く』ではなく『真っ二つ/ズタズタに切り裂く』と言うのは、近接戦闘の攻撃力ではメンバー中最強クラスになったかも知れない

 これまでの歴代猫娘はねずみ男以外には弱かった。萌えな単独ヒロインの5期もそうで、すぐにやられるか、親父を預かって見守る事が大半の足手まとい系だった。本人もそれは意識していて天狗ポリスの道場で鍛える話もあった位だ。

 個人的には、彼女がイマイチ活躍できないのは、相手にとどめを刺せる様な攻撃技が無い為と思っていた。実際、1〜5期では雑魚を除いてとどめを刺した事は皆無だったと思う。攻撃力を強化できると良いが…と願っていたのだが、ついに二口女に初のとどめとなった。歴代のファンから見ても感慨深い初勝利だったのではないかと思う。今後の活躍も楽しみにしたい。

 また、2話で猫娘の戦闘をプリキュアっぽいと書いたが、その時は気付かなかったのだが、今期は『企画』の役職にプリキュアの生みの親、鷲尾天氏が入っていたんだな。『女の子だって暴れたい』を成功させた人だけに、猫娘を足手まとい系ヒロインにさせる様な事はまずしないだろう。
 むしろ、プリキュアよりもハードorグロな表現も可能な為、今後の戦闘シーン作りをより楽しみにしているのかも知れない。是非期待したい所だ


○無事救出&本当に友達となる

 さて『妖怪城があれば俺らは無敵、地上を汚し続ける人間共を滅ぼしてやる』とうそぶくたんたん坊。
 それに対し『闇を恐れない今の傲慢な人間達には怒りを覚えるが、同じやり口をしているおまえ達は人間と同じかそれ以下だ。どちらか一つで良いなんて事は絶対に無い。自分と異なるモノを認められない奴は大嫌いだ』…と返した鬼太郎には、ここで彼の『多様性を認めない、心の狭い悪者をゆるさない』と言う信念がハッキリ見て取れた。この辺の人格形成も、人間の水木氏に世話になった事が影響しているのだろうか。

 そして最後は、これもまたまなのスマホが決め手で、妖怪城の中枢&弱点の人柱を見つけ、3妖怪を始末して無事救出となる。
 救出されてすぐ、まながした事が、『自分がクビ突っ込みすぎた事が原因で迷惑をかけた』と謝る事だったのは、彼女が素直に謝れる良い娘…と好印象だった

 その後鬼太郎も『また助けられるか解らない。だから巻き込みたくなかった。』と語り、『そう思ってるって、結局まなが大事だからじゃない』(猫娘)『鬼太郎も本当は、もう友達と思ってるんじゃ無いのか?』(砂かけ)『お互い、相手を尊重して理解しようとする事じゃよ』(親父)と言われ、『私、妖怪の事も鬼太郎の事ももっと知りたい。こんな私だけど友達になって下さい。』(まな)『仕方ない、目を離してるとドンドン危険な所に行きそうだからね、まな。』(鬼太郎)と言う握手につながる。

 この辺、芝居がかっていても、いやそうだからこそ微笑ましくなるやりとりだと思わされた。3期のユメコと鬼太郎よりも、紆余曲折があった分だけ、ようやく解り合う所にたどり着いたなとホッとさせられた。この時、微笑んで見守る親父や砂かけと、ちょっと嫉妬が入ってツンとする猫娘の対比もまた良い


 そう言えば今回はねずみ男は出なかったが、彼はこの『まなと鬼太郎達の出会いの3部作』の中では、1人の駒と言う感じの扱いだったと言う事か。いつもの様な怪事件発生と鬼太郎の解決というのは、来週以降からと言う事だろう。
 とは言え、来週はゲゲゲの森に裕太が迷い込む、これまたアニメオリジナルの話の様だ、期待して待ちたい。

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